CD10 その他の協奏曲とシンフォニア
ホグウッド指揮
エンシェント室内管
BWV1046a シンフォニア ヘ長調
BWV1050a
ブランデンブルク協奏曲第5番(第1稿) ニ長調
プレストン(フラウト・トラヴェルソ)マッキントッシュ(ヴァイオリン)
ホグウッド(チェンバロ)
BWV1064R 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調
ハイロンズ、ハゲット、マッキントッシュ(ヴァイオリン)
Bach2000最後の1枚は何故かDecca原盤のホグウッドである。
最初の2曲はブランデンブルク協奏曲の異稿。
長さが短かったり、低音弦が控えめだったりと、コンパクトな創り。
明快、かつ上品なホグウッドの演奏が実にふさわしい。
最後の3つのヴァイオリンのための協奏曲は、
今から40年以上昔、自分が始めて聴いた生のバッハ。
パイヤール指揮パイヤール室内菅によるコンサートのトリの曲。
アンコールもその第3楽章がまさに「アンコール」された。
その第3楽章、
のびのびとしたチェロの上に独奏陣がフーガを奏でる様は、
そのときから変わらぬ、我がお気に入りのバッハの一節である。
153枚の最後の偶然に感謝しつつ、この稿を閉じよう(2017.11.19)
CD9 その他の協奏曲とシンフォニア
BWV1044 フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 イ短調
ブリュッヘン(フラウト・トラヴェルソ)、M・レオンハルト(ヴァイオリン)
レオンハルト(チェンバロ)レオンハルト・コンソート
BWV1055R オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調
シェフトライン(オーボエ・ダ・モーレ)
BWV1052R ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
A・アーノンクール(ヴァイオリン)
BWV1045 シンフォニア ニ長調
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ラストの2枚「その他の・・」はないだろうに・・・。
イ短調の曲はバッハの「トリプル・コンチェルト」とも呼ばれる一品。
さすがレオンハルト、時に地味すぎるほど真摯なバッハ。
4トラック以降はアーノンクール・バンド。
最初のシェフトラインのソロは今となっては技巧的につらいけれど、
アー様率いるコンツェントゥス・バンドはノリノリである。
これだけ艶っぽいバッハは他所ではなかなか聴けないのではないか?
ヴァイオリン協奏曲は指揮者の一息からスタート、
この日の朝、アーノンクール家になにかあったのでは?
と思える、時にスリリングな奥方のソロに舌を巻く。
最後のシンフォニアは、円満な音楽にストレートな対応。
ちょっと響きが薄いか?(2017.11.17)
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