アメリカのスミソニアン協会というところがいろいろなものを収集しているというのはなんとなく知っていたのですが、
こうした音盤も収集しているというのはオークションでこのCDを見て初めて知りました。
まず、運良く購入できたのがNBC盤でして、初期のLP、SP盤から良好な音が収められています。
全体的に日BMGのリマスターのCDの音に比べると力強さの点では劣りますが、
音の美しさといいますか、自然な雰囲気という点では勝っているように思います。
特にバーバーのアダージョについては、音の豊かさ=情報量で大きく上まわっていると思います。
その後ずっとNYP盤がオークションに登場するのを待ちました。入手できたのはつい最近です。
こちらの方は全体的にノイズが強くて、後年のNAXOSの復刻にはかないません。
1995年に発売された物のようですが、今のところスミソニアン協会のHPでは見ることができません。
"Great American Orchestras"というシリーズの一環として出されたようですが、
今のところブックレットの記載やオークションでの出品実績からわかっているのは、
NYPでBernstein,Mengerberg、フィラディルフィア管でOrmandy,Stokowskiの4タイトルだけで、
おそらくシカゴ響、ボストン響などの録音も出ていたのではないかと想像されます。
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