Toscanini in the Theatre(1930〜48) 


1930 Bayreuth, Festspielhause

  Jul. 22   Richard Wagner : Tannhauser
  Jul. 23   Richard Wagner : Tristan and Isolde

*非ドイツ人指揮者として初めて参加。8月20日まで登場した。タンホイザーは新演出。
音楽祭期間中(8月4日)に亡くなったジークフリートの追悼演奏会(8月8日)では
「ジークフリート牧歌」を指揮した。


1931 Bayreuth, Festspielhause

  Jul. 21   Richard Wagner : Tannhauser
  Jul. 22   Richard Wagner : Parsifal

*8月19日までに両演目それぞれ5回の公演を指揮した。
8月4日のジークフリートの記念演奏会はリハーサル途中でキャンセルした。


*1933年ウィーン・フィルの指揮台に立ったトスカニーニは翌年のザルツブルグ音楽祭への出演を
了承、3回のオーケストラ・コンサートを行い、その翌年に「フィデリオ」の指揮をすることに同意した。
スケジュールにはトスカニーニの希望で「ファルスタッフ」が加えられた。


1935 Salzburger Festspiele

  Jul. 29   Giuseppe Verdi : Falstaff
  Aug. 7   Ludwig van Beethoven : Fidelio

*ヴェルディはウィーンのプロダクションに、スカラの歌手を起用する形で上演された。


1936 Salzburger Festspiele

  Jul. 25   Ludwig van Beethoven : Fidelio
  Jul. 31   Giuseppe Verdi : Falstaff
  Aug. 8   Richard Wagner : Die Meisersinger

1937 Salzburger Festspiele

  Jul. 24   Ludwig van Beethoven : Fidelio
  Jul. 26   Giuseppe Verdi : Falstaff
  Jul. 30   Wolfgang Amadeus Mozart : Magic Flute
  Aug. 5   Richard Wagner : Die Meisersinger

*1938年には「タンホイザー」を加えた5演目、それ以降「ボリス・ゴドノフ」、「セヴィリアの理髪師」等を
指揮する計画だったが、オーストリアのナチ化により翌年2月にはザルツブルグ出演を拒否する意思を
表明した。


*ザルツブルグ音楽祭への出演を最後にトスカニーニはオペラ上演から遠ざかる。
唯一のオペラ公演はミラノで行われたボーイトの没後30年記念公演である。ただし全曲上演ではない。


 1948 Milano, La Scala

  Jun. 10   Arrigo Boito : Mefistofele 〜 Prologue and Act3
  Jun. 10   Arrigo Boito : Nerone 〜 Act3 and Act 4, Part 2

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